Visual ASMR Art Installation

Visual ASMR Art Installation

ASMRとは?


ASMRとはAutonomous Sensory Meridian Response(自立感覚絶頂反応)の略で、一般的に聴覚への刺激から、心地良さのような感情とともに感じる、皮膚に静電気が流れるかのようなゾワゾワとした感覚が特徴的な、多幸感にあふれる主観的な体験です。私達はそれを視覚的要素、「Visual」から再現することをテーマに掲げ、VisualASMRと名付けました。

どことなく地球に似た、しかしあり得ない風景。そこに存在する色彩鮮やかな生命体に覆われていく自然の彫刻。それぞれのフィルムがミクロレベルで描かれており、我々はその進化を目の当たりにします。舞台は4つの別世界の風景です。それぞれの世界において元素とそれらを取り巻く環境との相互作用、動き、そして進化を間近で見ることができます。各ショートフィルムは、自然、建築、タイムラプス写真などの要素からインスピレーションを得ています。

この一連の作品は、視覚要素から感じる手触りや動きから感じる質感と、それらがシュールな環境の中で相互に影響し合う様子を追求しています。自然とデザイン、シンプルさと複雑さの境界が限りなく曖昧になるように、抽象的かつ妥協のない形で仕上げています。

空気
優しく触れる、艶やかななにか。ささやきながら髪をなびかせる。形は持っていないけれど、全てを形にしてくれる。風船の衣装に身を包み、視線をその身に集めれば、珊瑚の舞台で優美なバレエが開幕する。


土の塊が大気の圧力によって形を変えながら春に向けて養分を大切に蓄えていく。次第に草たちが芽吹きだし、物寂しい冬の大地に彩りを加える。生命力に満ち溢れた新緑の玉はもうじっとしてはいられない。ふわりと辺りを転げ回り、頂上へ向けて行進する。ときには落ちて行くも のもいるだろう。やがて大地は再び眠りにつき、遠い春を待つ。

菌類
植物でもなく動物でもない。しかし菌類は両方の特徴を持った存在だ。屍を糧とし、まるで希望の光のようにそれらすべてを生まれ変わらせる。居場所を求めて宙を舞い、彼らはこの世に美しいマテリアルを大地のキャンバスに描き残す。それが菌類の姿であり、まさしく生命の姿だ。


動かずじっと静かに佇む岩。鈍く、淡々として、乾いている。刹那に弾ける音と共に、光り輝く結晶たちが硬い殻から露わになっていく。不変と言える空間の中で、僅かな変化が大きな影響を生み出す。

デザインプロセス